中日の山崎武司内野手(44)が今日14日の日本ハム戦でスタートするセ・パ交流戦で出場選手登録され、チームの元気の源になる。13日、ナゴヤ球場で野手の1軍練習に合流。最下位に沈むチームの雰囲気を「重い、暗い」と憂慮。「まずは元気」と特効薬を注入する。

 「元気があれば、何でもできる」。燃える闘魂アントニオ猪木のような絶大なる存在感を誇る大きな背中が、最下位にあえぐ竜に戻ってきた。元気の源はイノキではなく、タケシ。決めゼリフは「いずれにせよ、まずは元気」-。プロ27年生は「元気は野球以外の仕事でも大事。声を出していく。声の力、活力、元気はチーム状態に影響する」と力説した。

 不振で高木監督から2軍再調整を命じられ、4月8日に出場選手登録を抹消された。約1カ月ぶりに戻ってきた1軍で感じたのは、重い空気だった。初夏のような日差しのナゴヤ球場でチームに合流するなり、山崎は「何か重くない?

 顔色いいのは谷繁だけだったもん」とズバリ。ジョークでうまくまとめつつ課題を指摘。周囲に笑いを生みだし、あっという間に明るくした。職人かたぎな選手の多い守道竜で、この天然の明るさは特別だ。

 代打に加え、交流戦は敵地DHでも出番が増える。借金は7つもある。「相撲じゃないけど1戦1戦。5割どうこうより、まず目先の1勝」。元気満タン。エネルギー全開の44歳が、チームの起爆剤になる。【八反誠】