<中日4-2日本ハム>◇15日◇ナゴヤドーム

 中日のベテラン井端弘和内野手(38)が一夜明け、いつもの振る舞いで勝利に貢献した。14日の日本ハム1回戦の試合中、中継プレーの動きをめぐりベンチ内で高木監督と衝撃の公開バトル。激しく言い合う場面がテレビで大写しになるなど注目を集めたが24時間後には、渋い仕事と文句なしのコメントで騒動収束へと動いた。

 この日は4打数無安打も、2回には高木監督が「同じ凡打でも、気が入っているから違う」と大絶賛する走りで併殺崩れの間に1点をもぎ取った。その後も凡打続き。ただ、最後の2打席は相手の好守もあり惜しい当たりだった。これを受けてポツリ。

 「バチが当たった。天罰ですね」

 前夜のバトル。井端が明らかに納得いかない表情で聞き、ぷいとベンチ裏に戻ったことで騒動が大きくなった。この態度を反省したようだ。自らの振る舞いにも非があったと認める形の“天罰発言”だった。

 感情にまかせたプレーや発言はほとんどない球界屈指の職人。一瞬熱くなった前夜も試合後は冷静に「僕が(中継に)入らないといけなかった」と話している。さらに1歩踏み込んで、格好良く反省の弁を述べた。巻き返したい気持ちは、高木監督のむき出しの感情に負けていない。今日16日は野手は基本オフだが「練習します」と参加宣言。この男は、仕事人である。【八反誠】