<広島2-0ソフトバンク>◇15日◇マツダスタジアム
ソフトバンクが球団史上初めて広島に完封負けを食らった。4投手の前にわずか5安打、打線の中心にある3番から7番までは無安打に抑えられ、ホームが遠い。この2連戦、得点圏では14打者連続で適時打なし。鷹党はため息を漏らし、秋山幸二監督(51)からグウの音が出た。「出ないなあ。なんなんだろうなあ」。広島で急に“コイ患い”にかかった。
特に懸念なのはヒットメーカー内川聖一外野手(30)だ。2四死球を選んでいるものの、得点圏で10打席連続音なし。通算500打点に王手をかけて元気がない。「狙い球を絞って打ってるのにヒットにならないのは何かが違うんでしょう。それが分からない。打たされてアウトになるならまだしも…」。原因を把握しきれないのも深刻だ。5回1死から連打で一、二塁としたが、遊ゴロ併殺。最悪の結果に、首をひねり思わずプロテクターを投げ捨てた。
先発オーダーの総年俸を比較すると広島3億5100万円、ソフトバンク7億5400万円。2倍以上の給料格差を誇りながら、好調の前田健と大竹にねじ伏せられ、広島に7年ぶりの連敗という屈辱となった。
先制されると6勝16敗。やはり打線の反発力が弱い。藤本打撃コーチは「つながりがなく、いい打者が打てなかった。重症になってきた」と責任を感じるが、1回には松田が一塁悪送球でピンチをつくったあげく、先制点を献上しては苦しい。攻撃以外にも改善点はあり、浮上のきっかけは散在している。今日16日は甲子園で全体練習。各自で治療薬を手にするしかない。【押谷謙爾】



