阪神藤浪晋太郎投手(19)が今日21日、実戦復帰する。背中と腰の張りで11日に登録を抹消されたドラフト1位右腕が、四国ILplus選抜との育成試合(鳴尾浜、13時開始予定)に先発し、3イニング程度を投げる予定。20日には故障後3度目となるブルペンで入念に調整した。

 予定より20分早く、鳴尾浜のグラウンドに出てきた。ランニングとキャッチボールを済ませてブルペンに入った。直球の他にカーブ、スライダー、フォーク、チェンジアップ、カットボール、ツーシーム。すべての変化球を交え、35球を投げた。セットポジション、クイックモーションの確認も行い、準備は万端だ。

 「普通に投げられましたし、微妙な感覚のズレはありますけど、コンディションは万全に近いと思います」

 冷静に仕上がりを話す中に自信がうかがえる。久保2軍投手コーチも「いい球がいっていた」と投球に問題はない。5日ヤクルト戦以来となる実戦にも「去年のセンバツのあともしばらく投げなかった。特に故障というほどではないので不安はない」とブランクは苦にならないようだ。

 ブルペンの後のダッシュでは、山下トレーナーと笑顔で話すなどリラックスした様子。すでに患部の張りもなくなり、順調に調整してきた。26日日本ハム戦(甲子園)での1軍復帰に向けて、また1歩進む。【宮崎えり子】

 ◆藤浪の経過

 9日に背中と腰の張りを訴えた。12日ヤクルト戦(松山)の先発が予定されていたが11日に出場選手登録を抹消。重症ではなく1軍に同行しながら、26日日本ハム戦を念頭に調整。16日に故障後初ブルペンに入り約20球、18日には2度目のブルペンで38球を投げた。19日には初めて1軍を離れて鳴尾浜で練習。シート打撃などはせず、今日実戦マウンドに立つ。