<巨人0-5ソフトバンク>◇28日◇東京ドーム
ソフトバンク帆足和幸投手(33)が「新旧47対決」を制した。自分の背番号47を2年前まで着けた杉内との投げ合いに「先に降りたくなかった」と意地を燃やし、6回3安打無失点で3勝目。今季背番号を変更した際に「幸運な番号だから帆足さんも勝てるようになりますよ」と言われた。その“前任者”を打線が打ち崩し、帆足は東京ドーム6度目の挑戦で初勝利。14球場目制覇に「幸運が残っていましたね」と笑った。
直球は130キロ後半と杉内と同じながらパームボールで打者のタイミングを外した上、サイド気味の投球でベース板を広く使った。秋山監督も「ズラしてズラして良かった。的を絞らせない投球」と褒めた帆足スタイル。18アウトのうち内野ゴロで10個を稼いだ。
4回に坂本に中前打され、初めて先頭打者を出し、1死から二盗も決められた。ただロペスにはボールの上をたたかせ三ゴロ、踏み込んできた亀井は内角への厳しい直球で投ゴロにした。「ばらついて不安はあったけど山崎君がうまくリードしてくれた。僕は杉内君みたいに三振を取れる投手じゃないですしね」。
昨年はFA移籍で期待されながら左肩の痛みで未勝利。ひたすら今季の活躍だけを信じ、リハビリを続けた。左腕伝統の背番号でここまで3勝1敗。「これからが大事です。みんなで力を合わせたい」。派手に勝ってきた和田や杉内とは違う。地道にゴロを重ね、リズムを生み、白星を呼ぶ。4万5231人の前で帆足がそのスタイルを貫いた。【押谷謙爾】



