今季限りでの現役引退を決意していた中日山崎武司内野手(44)が29日、名古屋市内で会見し「引退」を表明した。
今季限りでの引退を表明した山崎は、愛する中日に指導者として恩返ししたい熱い思いを吐露した。会見で引退後について問われると言葉を選びながら、こう言った。
「何とかドラゴンズに恩返しできるようにやっていきたい。いずれ後輩を指導していきたいという気持ちは正直あります」
引退という重い決断を下したばかり。愛工大名電を卒業後、プロ野球ひと筋の大ベテランの頭は、具体的なビジョンを描くより将来への不安の方が大きい。その上で「プロ野球界、何より育ててくれたドラゴンズに恩返しできるようにやってきたい。こればっかりは自分が決められるものでもありませんので、誘っていただけるように精進していかないと」と強い口調で話した。
昨季10年ぶりに古巣に復帰した。「本当に無理を言って現役をやらせてもらいました。プロ野球は1球団70人しか保有できない。僕がいることで、1人だれかがいなくなるわけで…」と複雑な思いも抱えた日々だった。プロの始まりと終わりにかかわったチームへ格別の思いがある。地元での人気など総合的にみて、指導者としても期待感は大きい。将来へ楽しみは膨らむばかりだ。



