【俺たちの青学大〈9〉】ブレーキなしの山下り 2年目も「下って下って下りまくる」

来年1月に箱根駅伝4連覇を目指す青学大。前回、山下りの6区を任された石川浩輝(2年)は出走メンバー唯一の1年生で区間3位の好走で注目を浴びました。夏合宿前の前半は故障で出遅れましたが、終盤で好記録を連発。4年間を箱根復路の難所に情熱を注ぐため今季は出雲、全日本の3大駅伝出走も掲げています。2年目も「下って下って下りまくる」と加速を続けています。

陸上

◆石川浩輝(いしかわ・こうき)2006年(平18)10月28日、埼玉県生まれ。小2から陸上を始める。長野・佐久長聖高では全国高校駅伝7区区間賞で2連覇に貢献。大学1年時に全国男鹿駅伝3区区間賞に輝き、箱根駅伝では山下り6区でデビュー。区間3位の好走で青学大の首位を守り、3連覇に貢献した。5000メートル自己ベストは13分47秒76。好きな食べ物はグミ。171センチ、57キロ。

1月3日、箱根駅伝で総合優勝し写真に納まる、左から青学大の黒田朝日、原晋監督、石川浩輝

1月3日、箱根駅伝で総合優勝し写真に納まる、左から青学大の黒田朝日、原晋監督、石川浩輝

今季初レース 6月下旬記録会で自己新

夏合宿前に行われた6月下旬の絆記録会男子5000メートル。石川にとってこれが今季初レースとなった。

雨が降るレースコンディションだったが、全体トップとなる自己ベストの13秒47分76をマーク。昨年9月のU20(20歳未満)日本選手権以来となるトラックレースで結果を残した。

「前期シーズンで初めてのレース。復帰段階だけど、しっかりインパクトを残せるようなレースがしたいなと思った」。

1月3日、復路をスタートする青学大6区石川浩輝(代表撮影)

1月3日、復路をスタートする青学大6区石川浩輝(代表撮影)

箱根翌月右膝故障 ギャップに苦しみ

1月の箱根駅伝では原晋監督(59)がレース前に「秘密兵器」とアピールしていた1年生トリオの1人として名を連ねた。

復路の山下り6区で区間3位の好走。前日の5区で区間新の快走で逆転の往路優勝に導いた「シン・山の神」こと黒田朝日(GMOインターネットグループ)からもらったリードを広げた。ルーキーながら総合3連覇の立役者となった。

1月3日、鳥居を背に力走する(代表撮影)

1月3日、鳥居を背に力走する(代表撮影)

その後、新チームで挑んだ2月の宮古島大学駅伝でも2区区間4位。チームの優勝にも貢献した。しかし、同月の大分合宿中に右ひざの内側を故障した。

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スポーツ

泉光太郎Kotaro Izumi

Kanagawa

神奈川県横浜市生まれ。2019年に大学卒業後、地方紙に入社。警察担当記者を経て翌20年から運動部に異動し、アマチュア野球やインターハイ、箱根駅伝100回大会など取材。
24年パリ五輪・パラリンピックでは地元選手を追ったものの、現地取材はかなわず…。しかし、オリンピック関連取材をきっかけに本格的にスポーツ記者を志し、翌25年春、日刊スポーツに転職。高校野球取材で西東京大会を担当後の8月からスポーツ部の一員となった。
サッカー日本代表の森保一監督にあいさつした際には「完全移籍選手」と命名された。趣味は料理と駅伝観戦。自宅で、ぬか床を育てるなど発酵食品が好き。