やられたらやり返す、倍返しだ-。巨人菅野智之投手(23)が、阪神からの初勝利に照準を定めた。6回1/3
6失点で3敗目を喫した登板から一夜明けて阪神戦への思いを新たにした。
菅野が、阪神戦の1勝をシーズン終盤の大目標に掲げた。4日の阪神戦に先発し、6失点で3敗目を喫した。ここまで9勝も阪神戦だけは勝ち星がなく、防御率も4・50と苦戦している。「阪神にひとつ勝つことを目標に、やっていきたいと思います」と照準を定めた。
順調に歩を進めてきた新人も、阪神にだけには煮え湯を飲まされている。セットポジションの鬼が初めて盗塁を許し、しかも1試合に3個も決められたのは阪神。得意のワンシームを明確に狙われ、打ち返されたのも阪神。そして4日、自己ワースト失点も阪神で、しかも投げ負けた相手が同じルーキーの藤浪だった。菅野は「ピンチになると、とたんにコントロールが良くなる。なぜなんでしょう。すごいと思いますね」と、高卒1年目ながらもビッグゲームで修羅場をくぐってきた藤浪の投球術を素直に認めた。
10倍返しする。菅野は「勝てなかったことがすべて。ただつかめたこともある」と言った。初めて経験する長丁場の夏場もコンディションは良く、ジャイアンツ球場で行われたこの日の練習でも、きれいな球筋の遠投でフォームを確認した。順当にいけば、次の対戦は9月上旬の甲子園。優勝へ向け、1勝がグッと重みを増す時期だ。反骨心を胸に秘め、再戦に挑む。【宮下敬至】



