ノーヒッターならではの心構えだった。前回登板のロッテ戦で史上78人目のノーヒットノーランを達成した西武岸孝之投手(29)が独特の感性でマウンドに上がる。8日、先発する今日9日のソフトバンク戦に向け、ヤフオクドームで最終調整。快挙直後の登板を「バーディーをとった次のホールみたいな感じ」とゴルフに例えて心境を説明した。
その心は至ってシンプルだった。「大事に行きすぎるのもだめ。置きに行くんじゃなくて、しっかりと腕を振っていかないといけない」。縮こまらずに、いかに大胆に攻められるかをテーマに設定した。球場は両翼92メートルと狭い北九州での開催で、さらに首位を走るソフトバンク打線が相手となれば“難関コース”となる。「先頭だけは出さないように、ソロ本塁打はオッケーぐらいの気持ちでいく」と攻略を狙う。
3連戦の頭を取れれば、チームとしては4月1日からのロッテ戦以来、約1カ月ぶりの連勝になる。伊原監督も練習前にナインを集めて「ここまで岸に助けられている。もう少し楽に投げさせてやろう」と打線の奮起を促した。最下位からの逆襲はバーディーならぬ“ラッシュ”が浮上には必要になる。【為田聡史】




