<中日1-4ヤクルト>◇17日◇ナゴヤドーム
ヤクルトが今季初の5連勝で4位中日まで1ゲーム差に迫った。先発八木亮祐投手(23)が6回までルナの2安打以外に走者を許さない完璧な投球で7回1失点。最速146キロの速球に96キロのカーブまで、50キロもの緩急差でほんろうした。
昨年は1年間ローテを守ったが、今年は中継ぎスタート。しかし結果が出ないまま、ライアン小川が骨折でリタイアすると先発に戻った。合宿所では同じ年の小川の部屋を訪ねて話をした。「今を大事にした方がいいよ」と言う言葉はズシリと響いた。自分は故障をしていない。「1球1球を大事に投げよう」と誓った。
小川監督とは4月下旬、神宮クラブハウスの監督室で面談をした。「人の評価が気になる」と正直に打ち明けた。いいボールを持っているのに、なぜマウンドで投げることができないのかを話し合った。
その答えはこの日の投球にある。「打たれたくないと考えすぎた。中村の構えたミットに大胆に投げ込みました」。ルナには打たれたが、直球で押した。両親や友人が大勢集まった地元名古屋で成長した姿を見せることができた。小川監督も「このまま行ってくれたら」と期待を込めた。ライアンが戻るまで、カギを握るのは八木の左腕だ。【矢後洋一】




