<楽天0-7西武>◇17日◇秋田

 楽天が良いところなく敗れた。西武に完敗し、3連敗で借金は今季最多の6。攻守にさえなかったが、記録に残らないミスも目立った。この日の試合は、秋田のこまちスタジアムで行われた。年に1度の地元開催に、雨にもかかわらず集まった1万人を超えるファンを失望させた。

 ミスが重なれば、勝つ可能性はグッと下がる。楽天にとって、当たり前のことを思い知らされた敗戦だった。3併殺、3失策、6四球。攻守に振るわず、西武との点差は離れる一方の展開だった。ただ、そういった数字には表れないミスもあった。

 先制を許した4回の守りが悔やまれる。1死一、二塁で、西武メヒアは三遊間への当たり。遊撃西田哲朗内野手(22)は打球に対し、正面に回り込んで捕球した。だが、直後に横転。どこにも投げられず、塁が埋まった。記録は内野安打だが、これで先発辛島はこらえ切れなくなった。そこから浅村、木村に連続適時打を浴び、2点を失った。

 星野仙一監督(67)は「西田は併殺を取らないかん」とピシャリ。西田は「土で滑ってしまいました。下がぬかるんでいたので正面に回ったのですが…。逆シングルで捕っていれば、併殺が取れたかも知れません」と素直に反省した。この日は、朝から小雨が降っていた。土のグラウンドで、足元はゆるくなっていた。慎重にプレーしたことが裏目に出た。

 遊撃の定位置を狙う西田は、まだ若い。苦い経験を糧とするしかないが、チームとしては抜き差しならない状況になりつつある。3連敗で、借金は今季最多の6となった。先発陣で一番安定感のある辛島を、プロ入り後初めて中5日で先発させた。ローテの順番を塩見と入れ替えてまで、カード初戦にこだわったが、結果にはつながらなかった。

 好転の兆しが見つからない。まさに、今が踏ん張りどころだ。秋田入りした前夜、星野監督は「借金を返すぞ!」と意気込んでいた。もちろん、その気持ちは少しもしぼんでいない。今日18日は、盛岡で西武戦。交流戦前最後の試合を勝つしかない。【古川真弥】