<楽天2-3DeNA>◇20日◇コボスタ宮城

 楽天の連敗が止まらない。交流戦開幕となったDeNA戦(コボスタ宮城)に1点差で敗れ、今季2度目の5連敗を喫した。先発の川井貴志投手(37)は自らの守りのミスで傷口を広げた。打線は9安打を放ったが、つながりを欠いた。借金は、12年9月4日以来となる8まで増えた。

 敗戦の弁を語る星野仙一監督(67)が「その通り」とうなずくプレーがあった。1点リードで迎えた3回の守り。1死一塁で、DeNA久保のバントを処理した川井にミスが出た。正面のゴロを捕球し二塁封殺を狙ったが、ボールが手に付かない。一塁送球に切り替えるしかなく犠打を許した。そこから2失点で逆転された。星野監督は「注意しました。何のためにバント処理の練習をしているんだ」とため息をついた。最低でも2死一塁にできた。投-遊-一の併殺なら攻守交代だっただけに、悔やまれる。

 打線もつながりを欠いた。チャンスはあった。1回にジョーンズの内野ゴロの間に1点先取。その後も、2回、4回、6回、8回と得点圏に走者を進めたが、得点は6回の松井稼の二塁打による1点のみ。5回以降は中継ぎ陣が無失点で踏ん張っただけに、星野監督は「ピッチャーがつないで、つないでいってるんだから」と打線を嘆いた。

 5連敗中、1試合の平均得点は「1・8」。さすがにもっと打たなければ白星は遠い。打開策を問われた田代打撃コーチは「できることをしっかりやる」と答えた。具体的には「追い込まれるまでは積極的に。追い込まれてからは、粘る。球数を投げさせる。簡単には終わらない」とした。

 同時に、打線としてのアプローチを徹底する必要もありそうだ。この日は、星野監督が「あれだけ、ボールを振ってちゃダメ」と指摘したように、久保のフォーク、大原のスライダーなど、低めのボールとなる決め球に空振りする場面が目立った。目付けを高くし、低めで見逃しストライクを取られたらしょうがないと割り切るのも一案だろう。既に、1軍、2軍の大幅な入れ替えは行った。打線を組み替えようにも、選択肢は限られる。出場する選手ができることをやる。それに尽きる。【古川真弥】