<オリックス12-2阪神>◇20日◇京セラドーム大阪

 阪神緒方凌介外野手(23)が途中出場で燃えた。3回に藤浪の代打で登場。開幕から負けなしのオリックス西と相対した。カウント1-1からの3球目。真ん中高めに浮いたスライダーを見逃さなかった。得点につながる右前安打。快足も生きる。上本の右中間への当たりで、一気に本塁を陥れた。

 「代打で初球からしっかり振れたし、甘い変化球もいい形で打てた。それが2打席目、3打席目とつながったと思います」

 開幕1軍を手にしたが、4月に入り2軍落ち。それからの2軍生活は、いかに1軍の舞台で結果を出すかにこだわり続けてきた。打席では追い込まれると、ノーステップに切り替え、ミートする確率を上げた。塁に出ると、貪欲に次の塁を狙った。「1軍で僕に求められるのは、足や積極的なところ」と1軍でのプレーを想定。そんな日々が、この日の結果につながった。

 11日に再び1軍昇格し、13日広島戦(どらドラパーク米子)から5試合連続1番打者で出場。この日、上本が復帰したことで控えに回ったが、準備はできていた。「大和の状態がなかなか上がってこないから、緒方をうまく使っていきたい」と和田監督。大和が打撃不調に苦しむ中、勢いのある緒方をスタメン起用する可能性も出てきた。

 オリックス西との同学年対決は、2打数2安打1盗塁。しかし満足はしていない。「あの盗塁はカウント3-2からなので、もっと余裕をもって決めないといかなかった。反省です」。生きのいい若虎は成長を続ける。【宮崎えり子】