<広島6-1楽天>◇18日◇マツダスタジアム

 再発進じゃ!

 広島ブラッド・エルドレッド内野手(33)とライネル・ロサリオ外野手(25)の2度目アベック弾で広島が快勝だ。主砲がキング独走の22号2ランを放てば、ロサリオもダメ押し6号ソロ。心強い2人がいれば、もう1度、頂点を狙えるはずだ。

 これが交流戦であれほど痛めつけられた広島の姿か。同じく不調の楽天相手とはいえ、打線は11安打を集め、快勝。2連勝を決め、シーズン序盤の強さを思い出させた。

 その象徴は主砲エルドレッドだ。2点リードの3回、1死一塁で楽天川井の外角ボール球を捉え、バックスクリーンへ豪快な22号2ラン。試合の流れを一気に手繰り寄せた。

 「打ったのはシュートかな?

 手を伸ばして打って、パワフルに振り抜けなかったので本塁打になるとは思わなかったよ。芯でとらえられたのがよかったのかもしれないね」

 9連敗に沈んだ広島ナインに力を与えた15日ロッテ戦(QVCマリン)での逆転満塁21号に続く2試合連弾を振り返った。

 最近「やりたかったからやっただけ」という日本語を覚え、盛んに使っている。「早口言葉みたいで面白いだろ」。1週間ほど前にヒゲをカットし、少しスッキリしたが、その理由も「やりたかったからやっただけ」だ。日本で3シーズン目、言葉にも慣れ、リラックスできているのが好調の一因と認める。

 先輩助っ人に負けない迫力はロサリオだ。5回に2番手宮川から左中間の上段へ特大6号ソロ。これ以上ないダメ押し点となった。

 「甘い球をしっかりとらえることができた。いい追加点になってよかった。エルドレッドが前で打っているからね」。5月1日阪神戦(甲子園)で左腕岩崎から放って以来のそろい踏み弾を喜んだ。

 地元に戻っての快勝に野村監督も勇気を得た様子だ。「エルドレッドの満塁弾から流れが変わった感じがする。終わったことは終わったこととして…」。屈辱の交流戦9連敗も、すでに過去のこと。この勝利により、わずか1日で2位に再浮上。パ・リーグ相手のラストスパートで、リーグ戦再開へ弾みをつけたい。【高原寿夫】