<日本ハム7-2ソフトバンク>◇11日◇東京ドーム

 うーん痛恨の黒星だ。ソフトバンクは日本ハム3連戦のラストに意外な落とし穴にはまった。秋山幸二監督(52)は主導権を献上した失策に厳しく言わざるを得ない。

 「エラーが出て、走られて。ああいうところだ。ボーンヘッド。2死走者なしと1死で出すのとは違う」

 ズバッと吉村裕基外野手(30)の失策を指摘した。1回1死。中島は二塁への平凡な当たり。一塁ベースカバーの吉村は明石から送球を捕ったものの、右足が「空踏み」してセーフ。皮肉にも流れが変わった。2死無走者と計算したはずが、なんと3点先制となる大誤算が起きた。

 中島に二盗され、陽岱鋼は四球、中田には不運なポテン安打。日本ハムに流れが傾いて1死満塁から、ミランダの内野ゴロ、近藤の適時二塁打といきなり3点の重荷を背負った。吉村は「迷惑をかけた。申し訳ないです。自分の責任」と唇を一文字に結ぶしかない。ペナント争い終盤。打棒で貢献してきただけに、悔やみきれないプレーだった。

 ただ、武田翔太投手(21)の点の取られ方も気になるところ。先発武田は6回を今季ワースト6失点。1回の失点は自分の四球も絡んでおり「四球から大量点になった」と猛省。おまけに3回は中田の3ランで傷口を広げた。「あれは失投。カーブをワンバウンドさせるつもりだった」。日本ハムにはカード別最多22被弾、特に中田の今季25本塁打のうち8本を献上した。CSで対戦の可能性もあるだけに、嫌な材料を増やす黒星となった。

 試合中止の2位オリックスと3・5差。「明後日からは大事。戻って9連戦だから」と秋山監督。明日13日から今季最後で、かつV奪回の命運を懸けた大型連戦が始まる。【押谷謙爾】

 ▼ソフトバンクのマジック点灯は最短で15日に延びた。13日からソフトバンク○○○または○○△でオリックス●●●のとき、マジック「8」が点灯する。