<ソフトバンク1-8ロッテ>◇15日◇ヤフオクドーム
ペナントの行方を左右する大阪決戦を前に、首位ソフトバンクの不安が大きく広がった。ロッテに大敗で2連敗。最近冷え込みが激しい打線は7回の吉村の適時打で2試合連続完封負けを逃れるのが精いっぱい。9回に決定的な5点を奪われ万事休すとなった。今日16日から3・5ゲーム差の2位オリックスと敵地3連戦。秋山幸二監督(52)は切り替えを求めた。鷹がやる!
一塁ベンチの雰囲気はどんどん落ち込んでいった。ソフトバンクは9回、繰り出す投手がことごとく失点。岩崎は押し出し四球で4点目を与えた。金無英は高浜を打ち取ったが、平凡なゴロを二塁明石がポロリ。最後は打率1割台の田村に左中間を割られ、満塁の走者が一掃された。
大事な今日からの3連戦に影響を及ぼしかねない敗戦。秋山監督は「9回は…」と言ったきり続かない。「(岩崎)翔に期待して、翔がダメで。金くんはエラーが入って…。そういうところだ。ここ3試合、初回に点を取られた。チームの雰囲気としては良くなかった」。表情を変えず、淡々と振り返った。
先発スタンリッジは1回無死一、三塁で投ゴロに二塁送球の併殺打を選択。この1点が、今の打線には重くのしかかった。6回までゼロ行進。7回は四死球で無死一、二塁も併殺打でチャンスがしぼみ、吉村の適時打で1点を奪うのがやっと。2点を追いかける8回のマウンドには勝利の方程式の一翼を担うルーキー森を投入。その裏のクリーンアップに期待したが、3者凡退に終わった。
優勝へのプレッシャーなのか。2カード連続となる負け越し。この6試合で10得点と、チーム打率12球団トップの攻撃力に陰りが出ている。王球団会長も「生みの苦しみでしょう」と言った。とはいえ時間は待ってくれない。秋山監督は「切り替えてやっていく。目の前の敵だよな」とオリックス戦に気持ちを向けた。最短で明日17日に優勝マジックが点灯も、3連敗なら逆にオリックスにマジックがつく。一丸で暗雲を振り払うしかない。【大池和幸】
▼パ・リーグは今日から首位ソフトバンクと2位オリックスが直接対決。ソフトバンクは最短17日にマジックが点灯し、○○でM7、○△でM8が出る。逆に、オリックスが○○○ならば、18日に2位のオリックスにM13が点灯する。このカードはソフトバンクの10勝9敗1分けだが、ヤフオクドームでソフトバンクの8勝2敗1分けに対し、京セラドーム大阪ではオリックスが7勝1敗(他に、ほっともっと神戸でソフトバンク1勝)。京セラドーム大阪ではオリックスがリードしている。



