<楽天2-3オリックス>◇7日◇コボスタ宮城
最多奪三振よりも、勝てなかった悔しさが楽天則本昂大投手(23)からにじみ出た。「最多奪三振を取れたことは喜ぶべきだと思う。失投を打たれ、チームは延長で負けた。失礼かもしれないですけど、うれしくない。悔しさが大きい」と7回にオリックス先頭のT-岡田に同点ソロを浴びた1球を悔やんだ。8回6安打1失点。2年連続の15勝はつかめなかった。
単独での奪三振王を決めた瞬間は堂々としていた。5回2死走者なし。カウント2-2から4球ファウルで粘られるも、ど真ん中へ打ってみろと言わんばかりに投げ込んだ。149キロの直球で伊藤から空振りを奪い、オリックス金子の199を抜いて200奪三振の大台に乗せた。8回を投げ10奪三振。最後まで球速は140キロ台後半とバテることはなく、奪った三振は204まで伸びた。
退任する星野監督に成長した姿を見せたい。その一心で腕を振った。新人から2年連続での開幕投手。先発の柱として、未来を託される起用を続けられた。だからこそ勝ちたかった。タイトルはつかんだが、何より欲しい最後の白星は贈れなかった。「監督には『3年結果を残してこそエース』と言われている。来年も結果を出すことが恩返しになると思う」。悔しさをバネに来季はエースへの道を歩む。【島根純】
▼楽天は7連敗で今季を終え、リーグ最下位が決まった。前年のリーグ優勝チームが最下位になったのは、昨年の日本ハムに次いで5チーム目。日本シリーズ優勝チームの翌年最下位は11年ロッテに次いで4チーム目。




