<フェニックス・リーグ:阪神4-3DeNA>◇7日◇生目第2

 虎将が力強くリベンジ宣言だ。阪神和田豊監督(52)は、高まる鼓動を抑えられなかった。2年連続の2位が決定して迎えた、みやざきフェニックス・リーグ。鳥谷をのぞくベストオーダーを組んで、12安打で4得点して、勝利を収めた。

 「あと(調整できるのは)3日か…。日がたつにつれて気持ちも盛り上がってくると思うし。何とか去年のこともあるので、甲子園で突破して、次のステップへ向かえるように」

 3位広島を甲子園で迎え撃つのは、1年前と同じ状況だ。昨季は上り調子で勢いづいたコイに対し、失速の虎だった。不安は的中。真っ赤に染められた衝撃の聖地で2試合とも完敗した。3季ぶりのAクラスも、よくやったムードは吹き飛んだ。

 今年は違う。「勝負」とした9月は初旬に6連敗したものの、持ち直して9月以降は13勝13敗。シーズン14勝10敗だった広島には甲子園で7勝2敗と、数字も後押しする。開場90周年メモリアルイヤーの本拠地で、日本一へはずみをつける。「もう1度東京ドームへ」と意気込む指揮官に迷いはない。

 「やるべき事は変わらないけど、やる場所とかがはっきりして、より一層、気持ちも入ってくると思うし。あとは勝ってね。みなさんを喜ばせたいね」

 初のCS突破となれば、来季の続投へ大きく近づく。いまだ決まらない去就についても「1戦1戦、集中してやるだけ。自分で決めることではないので」と、耳にフタをした。迫ってくる決戦の時。サングラスの奥で光る目には、勝利のシナリオがあった。【近間康隆】