42歳のラッキーボーイになる!!
今季限りで現役引退する日本ハム稲葉篤紀内野手(42)が今日11日から負けたら即引退となるクライマックスシリーズ(CS)に臨む。オリックスとのファーストステージ第1戦は代打待機となる見込み。10日、京セラドーム大阪での前日練習に参加した大ベテランは、20年間の集大成を一振りに込め「CS男」襲名を狙う。
顔にしたたる汗が、準備万端のサインだった。稲葉が負けたら即引退のサドンデスCSへ、調整を完了した。「楽しみたいと思う」。現役最後の舞台となるかもしれない敵地での前日練習を終え、素直な心境を明かした。今日11日のCSファーストステージ初戦は代打待機となりそう。大ベテランは「とにかく、チームが勝つためにやること」と気合がみなぎった。試合の流れを奪う一打を放つイメージを膨らませた。
短期決戦を熟知する。20年間で日本シリーズ出場は7度。日本ハムではプレーオフも含め過去6度、CSに出場した。経験値から、短期決戦では必ず現れる存在がいることを知る。「ラッキーボーイが出たりする」。試合の流れを変えるプレーを連発するキーマンの出現。チャンスで打席に立つ可能性が高い代打なら、自身が「CS男」となるかもしれない。「俺が?」と苦笑いも、心構えは出来ている。「いつ行ってくれと言われてもいいように準備していく」。初回から気を抜くことなく、出番に備えるつもりだ。
この日の練習中は後輩らの動きもチェックした。外野では陽岱鋼に送球のアドバイスをするなど、できる限りを尽くした。「(代打起用は)勝負どころなのか、流れを変える場面なのか…。いろんな準備をして、試合に臨みたい」。2敗すれば、現役生活に幕を閉じる。1日でも長くプレーしたい。42歳がラッキーボーイとなれば、最後の夢は続いていく。【木下大輔】



