年が変わっても「Let

 It

 Go」だ。日本ハム大谷翔平投手(20)が25日、千葉・鎌ケ谷で自主トレを行った。同期の森本、宇佐美や今季ブレークした上沢が髪の色を明るく染めている今オフだが、入団以来、髪形すら変えない大谷は「黒の方がいいです」と貫く考え。髪形や色には比較的寛容な球団方針だが、大谷は「黒髪男子」として、“ありのままで”野球に打ち込む。

 寒風吹きすさぶ12月の鎌ケ谷でも、大谷は「少しも寒くないわ」とばかりに大粒の汗を流した。キャッチボールのパートナーを務めた同期入団の宇佐美の髪はやや茶色に明るく染められていたが、大谷はもちろん黒髪だ。「(ヘアチェンジに興味は)ないですね。面倒くさいというのもありますが、黒の方がいい。表彰式なんかもありますし、その場にふさわしい格好があると思うので」。ありのままの姿で、野球道にまい進する。

 日本ハムは比較的、頭髪には寛容だ。今オフも上沢が“茶髪デビュー”。1軍クラスを見渡せば、ロン毛の陽岱鋼や西川、モヒカンなど奇抜なアレンジに挑戦する中田など、それぞれの個性が強調されている。だが大谷はまだ20歳ということもあり、入団以来、髪形、色を変えることなく過ごしてきた。「普通の社会人だったらできないですから」。今後も「黒髪男子」代表として、自然体を貫いていく。

 クリスマスといえども、トレーニングの手はゆるめない。この日は午前中にプールで泳ぎ、午後から投打の練習、最後はサッカーボールを使って楽しみながら体を動かした。「(水泳には)オフなので、行く機会も増えています。けがのリスクも少ないので」。水泳は背泳ぎやバタフライまでこなす得意種目。宇佐美は「翔平は休憩も少なくて、ずっと泳いでます」と明かす。「レリゴー」ならぬ「レディーゴー」と水面に飛び出せば、大きな体を目いっぱい使って延々と泳いでいるようだ。

 今日26日に年内練習を打ち上げ、実家のある岩手に帰省し、家族とともに年末年始を過ごす。「明日金髪にしてきましょうか?」と冗談で笑う大谷の自然な姿に、プロ野球ファンは来年も魅了される。【本間翼】