ソフトバンク工藤公康監督(51)が15日、長打力アップを宣言している内川聖一外野手(32)の姿勢を高く評価した。「彼ぐらいの選手になれば、ヒットメーカーとして打率を残せる。そこから打点や長打を考えるのは、ありがたいこと。さらにワンランク上げるつもりでやってもらうのはありがたい」。現役時代から指揮官は向上心を持つことを大切にしてきた。主力選手である内川の心意気は頼もしい。

 今季は内川だけでなく、柳田や松田らも本塁打量産を目指しており、4番争いが激化する可能性がある。工藤監督は競争をあおった。「激化してくれるのは歓迎だ。みんなで争ってほしい。最終的にはこちらで決めるが、自分が打つという気持ちでやってほしい」。昨年の公式戦は李大浩が全試合で4番を張ったが、そのまま固定されているわけではない。

 工藤監督は4番に必要な要素として「投手をしていても、ここで打ってほしいという時に打ってくれるバッターが4番であってほしい」と勝負強さを求めた。ホームランテラスの新設で本拠地の本塁打アップが予想される。15年オーダーの4番は誰だ?

 指揮官がより多くの参戦を期待した。【田口真一郎】