ソフトバンク武田翔太投手(21)が9日、直撃取材に応じ、開幕ローテ入りを目指し“温泉”トレに励んでいることを明かした。キャンプ中は練習後、チーム宿舎で連日90分の入浴タイム。疲労回復と気分転換を図り、ハードな練習に備えている。グラウンドを離れても強いプロ意識を持つ期待の星。松坂ら新戦力が加入して激化する先発争いを勝ち抜く決意だ。
武田は今季のチームスローガン「熱男」らしく、グラウンドだけでなく、宿舎の風呂でも熱男だった。
「気持ちいいんですよ。風呂は大好きで、いつまででも入っていられる。キャンプ中はストレスをためないことが大事ですからね」
練習後、ホテルに帰ると、大好きな風呂で連日リフレッシュ。90分ほど漬かっている。温浴効果で全身の血行を促進し、新陳代謝がアップするお気に入りの入浴剤「FINE
HEAT」(バスクリン社)を入れ、お湯を掛け流しにして、体の疲れを取るとともに、ストレスを解消しているという。いつでもお湯につかれるようにと、部屋には入浴剤を常に4箱常備しておく徹底ぶりだ。
湯船の中で思い描くのは、今季活躍する自分の姿か。昨季は、日本シリーズで阪神打線を抑え、侍ジャパンでメジャー軍団と対戦。一躍全国区となったが、今年こそシーズンを通して戦力になる決意だ。
「争いは激しいが、自分のやることは変わらない。ブルペンでは皆、飛ばしているけど、僕は周りを見ないようにして、マイペースでやる。自分がやるべきことをやれば大丈夫だと思っているし、もっと頑張らないといけない。今年こそ自分の形を確立したい」
松坂、バンデンハークと2人の先発を獲得。先発候補はほかにも摂津、中田、スタンリッジ、大隣らライバルは多い。
「補強はチーム方針だからどうしようもない。でも結局、後半戦は先発の数が足りなくなる。だから生え抜きが頑張らないといけないと思っている。そこが一番大事。でも、今の成績では何も言えない。成績がついてくるように頑張りたい」
昨秋、追加招集された侍ジャパンで収穫はたくさんあった。中でも沢村賞投手のオリックス金子から教わった変化球の握りだ。「全球種教えてもらった。多分、いくつかをピックアップして球種に加えると思う」。日本シリーズでは縦にドロンと落ちる魔球で脚光を浴びたが「球種が増えるのはプラスになる」とさらなる進化を予告した。
工藤監督とも積極的に会話を交わす。「トレーニングや投球のことを話してくれる。勉強になります」。21歳の成長曲線は今年、グーンと伸びていく予感が漂っている。【福岡吉央】
◆武田の今キャンプ
キャンプ初日に初めてブルペン入りし、その後も順調にピッチングを続けている。8日には打撃投手として登板。柳田を直球で詰まらせる場面が目立った。直球の軌道が自然とカットボール気味になるが、逆にこの変化を生かし、苦手な左打者との対戦に生かす計画だ。



