2番中村晃、4番柳田の超攻撃型「ジグザグ熱男打線」で連覇だ!

 ソフトバンクは11日、今キャンプ初の紅白戦を行った。工藤監督は紅組2番に中村晃外野手(25)、白組4番に柳田悠岐外野手(26)を起用した。首脳陣は昨季不動の4番だった李大浩を5番にすることで、さらなるつながりを持った強力打線を作るスペシャルプランを持っている。

 4番柳田は2打席とも豪快な空振り三振だった。「思い切り振ることを考えていた。ぼちぼちですかね。ボールは見えている」。4回には左腕山田のスライダーに、ヘルメットを飛ばしながら三振。2回には東浜から右翼ポール右へ大ファウル。祝日で今キャンプ最多の3万3100人、紅白戦では異例の外野席開放となったファンを、自慢のフルスイングで沸かせた。

 工藤監督は「いろんな打順を試している。可能性を伸ばしたい。選手がどこなら一番力を発揮しやすいか見ていければ」と、新しい可能性を探している。昨年は全試合4番を李大浩が打った。今季は年々飛距離をアップしている内川も4番候補。その中で首脳陣が描く柳田4番プランは中軸が左右ジグザグとなる打線の流れが武器。2番中村晃から3番内川、4番柳田、5番李大浩、6番長谷川、7番松田…と相手に息をつかせない面々。4番柳田、5番李大浩だと一塁に柳田を置く場合、相手は昨季33盗塁の足を警戒しなければならない。外角中心の配球になれば、右打ちが得意な李大浩にも有利に働く。

 ジグザグだから相手先発の左右にも影響されにくく、試合終盤のワンポイントも使わせづらい。9番今宮から始まる攻撃は、1番本多につながり足も使える。

 もうひとつのポイントは2番中村晃だ。藤井打撃コーチは「粘れるし三振しない。チーム打撃ができる」と最多安打男に適応能力の高さを認める。紅白戦でも1回、本多が中前安打で出塁すると、結果は投ゴロだったが、一、二塁間へ引っ張る意識で本多を二塁に進めチャンスをつなげた。

 投手陣は松坂、バンデンハークと先発2枚を補強したが野手陣は昨年とほぼ変わらない。工藤監督は「固定観念なくバリエーションを増やしたい」と昨年までの形にはこだわらない。キャンプの実戦からじわりと形のみえてきた「ジグザグ熱男打線」。冷める間がない、つながり続ける打線になりそうだ。【石橋隆雄】