佑ちゃん超えだ!

 早大の新年初練習が7日、東京・東伏見で行われた。昨夏の甲子園で優勝投手に輝いた日大三・吉永健太朗投手(3年)が本格合流。ジョギングや体幹トレーニングで汗を流した。早大に甲子園V腕が入学するのは07年の早実・斎藤佑樹(現日本ハム)以来。吉永は「斎藤さんの30勝と300奪三振は偉大。記録を目指したい」と大学4年間の目標を掲げた。

 斎藤の記録更新には1年春からの活躍が不可欠だ。そのため異例の早期合流で大学野球の雰囲気に慣れ、「高校とは練習量が違う」と先輩との体力の差も冷静に受け止めている。プロ志望届を提出していれば、昨秋のドラフトで上位指名が確実視されていた逸材。「早稲田進学は夏の大会前に決めていた。この決断は間違いじゃなかったという結果を残したい。4年後に即戦力でプロに行きたい」と意気込んだ。【斎藤直樹】