今秋ドラフトの目玉左腕、駒大・今永昇太投手(3年=北筑)が、「ウナギフォーク」で、駒大史上最多勝利を目指す。

 16日、静岡・浜松市で春季キャンプを開始した。最速148キロの直球と切れ味鋭いスライダーが持ち味だが、新球にフォーク、チェンジアップの習得に乗り出している。「今までは真っすぐで押すイメージですが、究極の場面、2死満塁フルカウントでストライクからボールに落としたい」と言った。キャンプ地浜松の名産、ウナギは大好物で、直球の軌道からスルリと落とす勝負球を理想に掲げた。現在はリーグ通算18勝。駒大史上最多勝利は30勝(新井富夫)で、プロ入りした投手では日本ハム武田久、元中日河原の23勝が最多。昨秋7勝を挙げた今永は「目標があるなら挑戦したい」と、大台を目指す考えだ。