広島野村謙二郎監督(45)が明大・野村祐輔投手(4年=広陵)に熱烈ラブコールを送った。26日、都内のホテルでスカウト会議を行い、今日27日の「プロ野球ドラフト会議

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 TOSHIBA」で野村を1位指名する方針を再確認。競合した場合でも自らがくじを引き当て、監督就任後初となる指名あいさつに出向く構えだ。

 来季3年目を迎える指揮官が、まだ見ぬ“恋人”に会える日を、待ち望んでいる。5月に早々と1位指名を公言した明大のエース、野村に速攻で会いに行く。そして、高校時代から注目していたこと、大学で成し遂げた30勝300奪三振の素晴らしさについて語り、指揮官と広島の誠意を伝える。

 「(交渉権を獲得したら)もちろんぜひ会いたい。せっかくここ(東京)にいるので、タイミングが合えば行きたいですね」

 監督就任直後のドラフトでは、1位今村を単独指名。昨年は大石を6球団競合の末、西武渡辺監督に当たりを引かれ、福井を外れ1位で指名。スケジュールの都合などで、いずれも指名あいさつには行っていない。野村へあいさつに行けば、就任3年目で初めてのこととなる。

 この日は、都内のホテルで午後4時からスカウト会議を行った。野村を1位指名した際に他球団の重複指名の可能性がどれほどあるかなど、シミュレーションを行った。東海大・菅野、東洋大・藤岡と並び「大学ビッグ3」と呼ばれる野村だけに、競合の可能性は高い。野村監督は「競合はするでしょう。じゃんけんは強いけど、くじ運は…でも自信を持って頑張りますよ。ぜひ引き当てたい」と意欲満々だ。

 今ドラフトでは明大のエースを指名できるか否かが広島戦略の肝だ。苑田スカウト部長は「野村君を取れれば100点。それしかないです」と話す。野村が指名できれば、2位以下で東芝・安達了一内野手(23=上武大)や、中京学院大・菊池涼介内野手(4年=武蔵工大二)ら不足している即戦力野手を狙える。能力の高い新戦力を加え、若手選手の多いチームに強い刺激を与えたい。そのキーとなる右腕を、指揮官が全力で引き当てる。

 ◆野村祐輔(のむら・ゆうすけ)1989年(平元)6月24日生まれ、岡山県倉敷市出身。連島南小1年から野球を始める。広島・広陵高では1年春からベンチ入りし3年春は甲子園8強、同夏準優勝。明大では1年春からベンチ入り。今秋のリーグ戦で史上7人目の30勝300奪三振を達成した。177センチ、75キロ。右投げ右打ち

 ▼野村監督とドラフト

 ◆09年

 センバツ優勝右腕の清峰・今村を単独指名。2位で夏の大会の優勝投手、中京大中京・堂林も指名し、春夏の甲子園V腕をダブル獲得した。監督就任直後で秋季キャンプ中だったため、ドラフト終了後キャンプ地日南に戻った。

 ◆10年

 早大・大石を指名するも6球団の競合となる。野村監督がくじをひいたが、交渉権は西武渡辺監督に引き当てられた。外れ1位で同じ早大の福井を指名。早大がリーグ戦を残していたため、指名あいさつはなかった。