元PRIDE無差別級GP王者ミルコ・クロコップ(42=クロアチア)が、無差別級トーナメントを全試合KOで制した。

 決勝で、元レスリング世界選手権王者アミール・アリアックバリ(29=イラン)を、左フックの連打でKO。準決勝のバルト戦に続き1回で決着をつけた。

 試合後、クロコップは涙を流しPRIDE以来10年ぶりの優勝をかみしめた。「キャンプでのハードで過酷なトレーニングが、今日この場ですべて報われた」としみじみと話した。優勝賞金3500万円、チャンピオンベルト、特性トロフィーを送られ、最後はセコンドら仲間と記念写真を何枚も撮っていた。