今日1日午後8時すぎに両国国技館でゴングが鳴るボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチの当日計量が都内のJBC(日本ボクシングコミッション)で行われ、前王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)が57・5キロで上限を下回った。

 2月28日の前日計量で挑戦者の同級1位山中慎介(35=帝拳)がリミット(53・5キロ)を200グラム下回る53・3キロで一発パスした一方、ネリは1回目で55・8キロ、2時間後の2回目でも54・8キロと体重超過となり、王座を剥奪されていた。その後の協議において、試合が実施されることが決まったが、ネリには当日の午後0時に58キロのリミットで当日計量が課せられていた。

 この日、ネリは意気揚々と姿を現すと、報道陣に向けてファイティングポーズを作った。その後、計量を終えると、スターバックスで購入したと見られるチーズケーキとフラペチーノを両手に持ったまま、「体重は作った。あとは試合を待つだけ」とコメントした。