日本相撲協会は29日、名古屋場所(7月12日初日、IGアリーナ)の新番付を発表した。

元関脇の大栄翔(32=追手風)は、東前頭4枚目。今年1月の初場所から、4場所連続で同地位に据え置かれた。これは年6場所制が定着した1958年(昭和33年)以降の十両以上では初めての珍事となった。

大栄翔は東前頭4枚目だった初場所から3場所連続で7勝8敗と負け越し。しかし、番付編成会議のたびに据え置かれ続けてきた。

勝ち越せば上がり、負け越せば下がることが原則だが、「番付は生き物」と言われるように流動的。上位と下位の成績次第では、据え置かれることもある。

大栄翔は番付発表前の取材に、仮に据え置かれた場合に備えてコメント。「仮に据え置かれたとしても安心しちゃダメ。番付を上げたい気持ちは強いので、毎回勝ち越さないと…。勝ち越しだと番付発表はうれしいけど、負け越した後はうれしいって気持ちはないです。頑張んないと、ですね」。4場所連続で同じ番付になれば、初めてとなる記録については「知らなかった」と話していた。【佐々木一郎】