大相撲名古屋場所(12日初日・IGアリーナ)で横綱昇進に挑む大関霧島(30=音羽山)が2日、名古屋市西区の佐渡ケ嶽部屋へ番付発表後初の出稽古を行い、同じく出稽古の幕内藤ノ川らに10戦全勝と上々の動きを見せた。夏場所を終えた後、相撲を取る稽古は初めてで「久しぶりで気持ち良かった。どんどん調子を上げていく」と意欲的に語った。

先場所13日目に初対戦し、うっちゃりで下した幕内琴栄峰も指名。左上手を引きつけての寄りや投げなど、多彩な攻めで番付の違いを示した。「動きがいいし、力を抜かずに当たってくる。それに対してやることを考えた」と課題設定も明確だった。

6月はパリ公演後にモンゴルに帰国。高いレベルの成績で優勝すれば横綱昇進の可能性がある場所に向け、ここまでは体づくりに注力してきた。「だいぶ筋肉痛がある。これはいいこと」と手応えをにじませた。

今後も出稽古で調整を進める方針。同行した師匠の音羽山親方(元横綱鶴竜)は「徐々に体を慣らしていかないと。ここから上を狙うには、稽古場でも負けないことが大事」と評価した。