全日本プロレスは24日、都内で公開新人オーディションを行った。今年は25人が応募し、書類選考を通過した17人が同日のテストに参加。基本的なマット運動や柔軟、スクワットや腕立て伏せ、腹筋などのトレーニングで運動能力をチェック。最終的には、大阪府出身の伊禮(いれい)健志がただ1人合格した。伊禮は大阪市出身の20歳。身長178センチ、体重88キロの体格で、高校時代にはレスリングでインターハイ出場、国体でも5位入賞の経験がある。伊禮は「ジュニアヘビー級を目指していますが、いずれはヘビー級もやってみたい。カズ・ハヤシ選手や真田選手のようなレスラーになれたら」と抱負を口にした。今春、全日本に入門する。

 また、既に来年1月にも公開新人オーディションを行うことが決定済み。全日本の武藤敬司社長は「毎年続いていることだし、テストの対策を練ってくる受験者もいるぐらい。もう(オーディション)開催することが定着しているからね」と口にしていた。