元RIZINバンタム級王者朝倉海(32=ジャパン・トップチーム)が3戦目でUFC初勝利を挙げた。フライ級からバンタム級に戻し、キャメロン・スモザーマン(28=米国)との同級5分3回で激突。右フックでよろめかせると、最後は左フックで失神させて1回1分50秒、KO勝ちを収めた。打撃技で仕留めた朝倉は「ありがとう、UFCファン! 2試合負けて…この試合で本当の強さをみせたかった。自分の打撃は世界でもベストだから」とうれし涙を流した。

24年12月、UFC初戦でフライ級王者アレシャンドレ・パントージャ(ブラジル)に挑戦し、2回一本負けを喫した。25年8月にティム・エリオット(米国)との再起戦でも2回一本負け。その後、中国・上海にあるUFCのトレーニング&研究・育成施設となるパフォーマンス・インスティテュートでテストや測定をした結果、適性階級がバンタム級とされたという。

今回はUFC参戦経験もある金原正徳氏をヘッドコーチに招き、竹浦正起コーチ、小倉將裕コーチの体制で調整を続けてきた。セコンドには入らなかったものの、RIZINを主戦場とする兄未来も応援に駆けつけた。23年大みそかのRIZIN47大会でのタイトル戦勝利以来、約2年5カ月ぶりのバンタム級で復活劇をみせた。朝倉は「誰とでも戦いたい、今すぐでも」と力強く宣言していた。