9月24日開催のDREAM17(さいたまスーパーアリーナ)バンタム級世界トーナメントに出場予定だった総合格闘家の大沢ケンジ(34=和術慧舟会HEARTS)が、右足のすねを骨折して欠場することになった。5日、都内のDEEPオフィシャルジムで主催者側が発表した。代わりに、同級日本トーナメントで大沢に敗れた大塚隆史(24=AACC)が出場する。

 今月2日の練習中に脛骨(けいこつ)骨折し、全治3カ月と診断された大沢は「今回の大会は自分自身も非常に楽しみにしておりましたし、さまざまな状況で戦い、勝ち上がって来ましたので、本当に残念で悔しくてしかたありません」とコメントを寄せた。

 代役には複数の候補者が挙がっていたが、6月24日のDEEPバンタム級タイトルマッチで中村“アイアン”浩士(30=東京イエローマンズ)に判定勝ちした試合内容を評価され、大塚に決まった。この日、会見した大塚は「チャンスをいただいて、DREAMの関係者に感謝しています。世界トーナメントに出るからには、優勝します。防衛戦はぜひ、大沢選手となりたい」と闘志を燃やした。1回戦で優勝候補のDREAM初代フェザー級王者ビビアーノ・フェルナンデス(31=ブラジル)と対戦する。