IGFは27日、2月17日のGENOME18(東京ドームシティ)のIGF選手権について、王者ジェロム・レバンナ(39)と挑戦者ピーター・アーツ(41)の間にルールについて食い違いがあることを明らかにした。レバンナはIGFのプロレスルールを主張しているが、アーツはK-1ルールでの戦いを主張している。

 ともにK-1でトップファイターとして活躍した2人だが、レバンナは昨年4月にIGFに参戦して、すでに王座を2回防衛している。アーツは昨年8月からの参戦で、プロレスルールではグラウンドの攻防などレバンナに一日の長がある。K-1ルールはグローブを着けてラウンド制だが、プロレスルールではグローブなしで投げ技やグラウンドの攻防がある。

 宮戸優光GM(48)は「グローブを着けるのは選手の自由という、IGFの異種格闘技特別ルールがある。レバンナは過去2回の防衛戦も、このルールでグローブを着けて戦った」と異種格闘技特別ルールの採用を提案。サイモン・ケリー猪木取締役は「K-1トップファイター同士の戦いだから、K-1ルールでの決着を見たいというファンの声もあるが、選手権ということを考えると難しい。お互い納得いくまで言い分を聞く」と話した。