WBA世界フェザー級3位の亀田和毅(35=TMK)の世界戦10試合目が、衝撃の当日中止となった。世界3階級制覇を目指して同級王者のブランドン・フィゲロア(29=米国)に挑戦することになっていたが、フィゲロアの体調不良で消滅。16日(日本時間17日)の前日計量で体重超過により王座も剥奪されていた。
それでも「正直、リスペクトを欠いている。準備はできている」と試合に向けて闘志を燃やしていたが、無念の中止。王座は空位のままとなった。亀田はインスタグラムで報告、悲痛な思いをつづっている。
「本日予定されていたWBA世界フェザー級タイトルマッチですが、相手選手の体重超過および体調不良により、残念ながら試合中止となりました」
「日本から応援してくださっていたファンの皆様、ご支援いただいているスポンサーの皆様、試合を楽しみにしてくださっていた全ての方々に、心からお詫び申し上げます」
「7月末から約2ケ月半、メキシコでハードなトレーニングを積み、最高の状態でリングに上がる準備を整えていたので、悔しい気持ちでいっぱいです」
「しかし、これで終わりではありません。プロモーターおよびWBAから、次回のWBAフェザー級王座決定戦における優先権をいただく約束を交わしました」
「気持ちをしっかりと切り替え、次に向けてまたイチから鍛え直します。必ず世界チャンピオンのベルトを掴み取ります」
「今後とも温かい応援をよろしくお願いいたします」
亀田は、世界戦10試合目の節目でもあった。「亀田3兄弟」最後の現役ボクサーは、これまでWBO世界バンタム級、WBC世界スーパーバンタム級王座を獲得しており勝てば3階級制覇だったが、試合にならなかった。
◆亀田和毅(かめだ・ともき)1991年(平3)7月12日、大阪市西成区で3兄弟の三男として生まれる。08年北京五輪を目指すもかなわず、16歳で父史郎氏の指示で単身、メキシコへ武者修行。08年11月にプロデビュー。同年12月に日本デビュー戦。13年8月、世界初挑戦でWBO世界バンタム級王座を獲得。14年11月、暫定王者エルナンデスとの王座統一戦に判定勝ち。18年11月WBC世界スーパーバンタム級暫定王座を獲得し2階級制覇も初防衛に失敗。身長171センチの右ボクサーファイター。戦績は42勝(23KO)5敗。15年10月にメキシコで知り合ったシルセ夫人と結婚。2男を授かった。

