<プロボクシング:WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇8日◇大阪・ボディメーカーコロシアム
王者井岡一翔(24=井岡)が、挑戦者の同級2位ウィサヌ・ゴーキャットジム(29=タイ)に9回KO勝ちし、初防衛に成功した。<1回>
井岡の左ジャブ→右ボディストレートで試合開始。まずは様子見か、リング中央で距離を開けてジャブの差し合い。1分半過ぎから、徐々に左を見せ始めるウィサヌだが井岡は冷静にかわす。単発のパンチの出し合いで、激しい打ち合いにならなかった。<2回>
初回は手数が少なかったウィサヌだが、この回は積極的に左ボディストレートを多用してくる。井岡は相手が飛び込んできたところに右を合わせる。2分前、ウィサヌの左ストレートを2発もらった井岡。井岡は2分20秒にワンツー、40秒には右アッパーを当てた。試合が動き出した印象。<3回>
再び様子をうかがう両者。井岡の左、ウィサヌの右ジャブの打ち合い。井岡はじりじり前に出てウィサヌをロープ際に下げる。井岡の細かいパンチが的確に顔面を捕えていく。ウィサヌが多用する左ボディーストレートもかわす場面が多くなった。<4回>
井岡のパンチが当たってきた。ワンツーを立て続けにヒットさせるなど、まとまってパンチが相手に顔面を当たるようになる。井岡の左ジャブをウィサヌは避けることができない。井岡が距離感をつかみ、ウィサヌの攻撃を封じている。<5回>
井岡は左ジャブを出しながら、ウィサヌにプレッシャーをかけている。井岡が細かくパンチを当てているのに対し、ウィサヌは手数が少なくなっている。1分半、井岡はアッパーでウィサヌの体を浮かせる。終盤も井岡が相手をロープ際に追い込み連打。井岡が危なげなく試合を展開させている。<6回>
井岡は右ストレート→左アッパー。利き手の右をジャブのように出して、左を繰り出していく。1分過ぎからリング中央での接近戦となったが、左フック、右ストレートと当てていく。一端は後ろに下がって、相手を誘った井岡だがウィサヌの右アッパー→左ストレートを食らい、終盤は再び前に出て、攻撃的なスタイルに戻った。<7回>
序盤は、やや距離を開けている両者。1分過ぎ、井岡は右ストレートをクリーンヒットさせ、ウィサヌの足を止める。ウィサヌも時おり、まとまったパンチを繰り出すが、井岡はガードを上げて防いでいる。終盤はウィサヌが前に出て攻勢に立ち、手数でも井岡を上回った。<8回>
開始直後にウィサヌは飛び込んでくる。井岡はカウンターで攻撃を返す。1分過ぎから井岡の右ストレートを当てると、相手をロープ際に下げ攻勢に立ったが、ウィサヌも反撃に出て抵抗する。残り10秒、コーナー際で連打を見せた井岡。ウィサヌの顔面は真っ赤に腫れ上がった。<9回>
ウィサヌのガードが下がり、井岡のパンチが次々に当たる。それでも井岡はダウンを奪いにはいかず、冷静な試合運び。2分20秒、相手をコーナー際に追い詰めて連打。そして、2分30秒過ぎ、ついに右ボディーアッパーでダウンを奪う。ウィサヌは苦悶の表情を浮かべたまま、立ち上がることができなかった。的確にパンチを当て相手を追い詰めた井岡が、初防衛をKOで飾った。

