日本ボクシングコミッション(JBC)の男性職員(42)が亀田興毅と和毅らに会場内に監禁され、精神的苦痛を受けたとして2選手らに1000万円の損害賠償を求める訴訟を起こしたことについて、亀田ジム代理人の北村晴男弁護士は7日、監禁の事実を否定する声明を出した。

 興毅と和毅は3兄弟の長男と三男。訴状によると、昨年9月、次男大毅が出場した世界戦の試合前記者会見後、相手選手の使用するグローブに不満を持った2人とジムのスタッフが報道関係者を会場外に出し、原告の男性らJBC職員3人を残して全ての扉を閉めたという。

 北村弁護士は書面で「会見室からの退室を妨害したり、脅迫行為や暴行行為に及ぶなどした事実は、いずれも一切ありません。今後、訴訟において事実を明らかにしていく」とした。