<東京愚連隊:後楽園大会>◇11日◇後楽園ホール◇観衆1000人

 ミル・マスカラス(72)テリー・ファンク(70)のプロレス界のレジェンドコンビがファンを熱狂させた。

 日本では05年以来というコンビ結成の2人は、船木と組んで、NOSAWA論外、カズ・ハヤシ、藤原喜明組と6人タッグで対戦。入場から大声援を浴び、もみくちゃになったが、リング上では、全盛期をほうふつさせるファイトを展開した。

 テリーがケンカファイトを見せれば、マスカラスは、トップロープからのフライングボディーアタックで、NOSAWAを仕留めた。

 初来日から43年目のマスカラスは「すばらしいパートナーといい試合ができた」と、満足そうに話していた。65歳の藤原は「自分より年上のレスラーとやったのは何十年ぶり。日本人がどんなに頑張ってもあの2人には勝てない。オレもファンだったんですよ」と話した。プロモーターとして2人を呼んだNOSAWAは「本当にプロレスやってて良かった。お客さんも入ってくれて非常に幸せ。来年は2人を呼んで、後楽園より広い会場でやりたい」と感激の表情だった。