全日アジア進出の切り札「武藤ベアー」
全日本プロレスの人気キャラクター「武藤ベアー」が、アジア進出の先兵となる。全日本が、7月10~13日まで台湾で開催される玩具フェスティバル「第5回台北国際玩具創作大展」に、「武藤ベアー」人形とTシャツを100人分出展することが21日までに分かった。同イベントには武藤敬司社長もゲストとして招かれるが、関係者は「台湾側からのオファー。現地でも人気のある武藤さんを呼ぶための布石として、まず武藤ベアーに目を付けたらしい」と話した。
「武藤ベアー」はデザイン会社「プレイセットプロダクツ」の協力で、05年8月に誕生した。武藤が知人の紹介で知り合った同社デザイナーに依頼したことがきっかけ。「くま」は武藤のイメージから発想され、鼻と口の周りにトレードマークのひげがあるのが特徴だ。人形のほか、Tシャツ、携帯ストラップもあり、販売してから累計で約2億5000万円の売り上げを記録している。Tシャツは昨年のヤフーショッピング人気商品ランキングで上位にランクされた。
全国的にブームを呼んだ「まりもっこり」のように、昨今はキャラクターの好感度が人気を大きく左右する。アジア進出の一環として台湾興行を目指す全日本としても乗らない手はない。今月13日から3日間、内田雅之取締役が訪台。イベントの打ち合わせと並行して、現地プロモーターと年内興行の交渉を行ってきた。また、9月には「武藤塾」の中国・上海開催の計画も進行中。全日本のキャラクター戦略が、アジア市場開拓に密接にリンクしていきそうだ。【塩谷正人】
[2008年5月22日8時35分 紙面から]
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