<新日本:神奈川大会>◇10日◇横浜文化体育館
天山広吉(38)のG1クライマックス(G1)50勝が極めて厳しい状況となった。この日、永田裕志(41)に11分1秒、岩石落とし固めに完敗。2勝2敗の五分となり、G1通算勝利数は46勝のまま。蝶野正洋(45)の持つG1最多50勝達成には、予選リーグ残り2戦勝利と決勝トーナメント全勝による優勝が条件となった。
右肩から首周辺のテーピングが痛々しかった。立ち上がりからモンゴリアンチョップで主導権を握りにいった天山だったが、永田の強烈なひざ蹴り、ミドルキックに大苦戦。必殺のアナコンダバイスも切り返され、最後は永田の必殺技岩石落とし固めに屈した。「首、なんでや。力、入らへん。最悪や」と絞り出すように話した。
右目網膜剥離(はくり)手術で約5カ月の欠場後、5月に復帰。だが、6月シリーズで古傷の頸椎(けいつい)を痛めた。今大会は8日の飯塚戦で右肩亜脱臼というハンディを負った。前日9日の中邑戦は完敗。この日は、午前10時から千葉の整体院で、首や肩の関節など約1時間の治療を受けた。だが「右腕に力が入らない」という状態は続いており、動きに精彩を欠いた。
11日は前年覇者の後藤、13日には前IWGPヘビー級王者中西と、いずれも強敵が控える。50勝達成には、残り全勝による優勝が必要だが、今の天山にとっては、完走すら厳しい状況となった。【塩谷正人】


