WBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃(33=帝拳)が「日本のエース」の自覚を口にした。4月30日の4度目の防衛戦から一夜明けた1日、都内の帝拳ジムで会見。V10王者だった長谷川が王座から陥落し、日本の現役世界王者では最多防衛王者となった西岡は「引っ張るとか考えていなかったですけど、そういう立場なんだなって自覚しています」と話した。

 前夜はバンゴヤン(フィリピン)を5回TKOで下し、初防衛戦から4連続KO防衛という日本人新記録を樹立したが、「足りないものを克服しながら強くなりたい。昨日みたいにインパクトあるKOを積み重ねていきたい」と貪欲(どんよく)。次戦は夏ごろに同級1位マンロー(英国)との指名試合が有力。映像を少し見たという西岡は「どちらかというとファイター。場所は日本でも英国でもどこでもいい」と頼もしかった。