新日本のIWGPヘビー、ジュニアヘビーの調印式が1日、行われ、王者2人が8月28日に死去した故山本小鉄さん(享年68)に手向けの防衛を誓った。ヘビー級王者真壁刀義(37)は若手時代、山本さんから「真壁、誰よりも強くなれ。そうすれば誰も文句は言わない」という一言で、引退を思いとどまったという。「団体内の誰も信じてねえけど、あの人は別。極限状態だった自分を助けてくれた」。田中将斗との3度目の防衛戦(26日・兵庫大会)で「誰が一番強いか、こてっちゃん(山本さん)に見せる」と宣言した。3日の後楽園大会でオメガの挑戦を受けるジュニア王者デヴィットは、「新日ジュニアが最強だと教わった。その伝統を守りたい」と力を込めた。