IGFアントニオ猪木会長(70)が、自身のパイプを使った海外戦略に本腰を入れる。20日、都内の事務所で会見し「IGFは世界市場を目指していく」と決意を語った。9月には10年ぶりとなるブラジルでのジャングルファイト開催が決定的。そのほか昨年も実施したパキスタン、新たに中国での興行も独自のルートで動き始めているとし、海外戦略元年と位置付けた年の具体的なビジョンを示した。また、今年は師匠の力道山の没後50年の節目。「年末か、その前あたりに何かやる。北朝鮮でという可能性もある」と話した。

 26日のIGF東京ドームシティホール大会での弟子への要望も口にした。タッグマッチで対戦する小川直也(45)と藤田和之(42)には「どちらがどれだけ執着があるか。そこまでやるかよという試合を見せてほしい」と話した。