ボクシングのロンドン五輪男子ミドル級金メダリストで東洋太平洋、日本同級1位の村田諒太(28=三迫)が、航空会社大手の全日本空輸(ANA)と年間スポンサー契約を結んだことが21日、分かった。今日22日にはヘスス・ネリオ(25=メキシコ)とプロ4戦目を行う。本格的な世界での戦いに向け、地元京都で成長した姿を見せつける。
プロ4戦目を迎えた村田が、ボクシング選手としては初めてANAとスポンサー契約を結んだ。就職や転職の情報サービスを展開する「マイナビ」、スポーツ用品メーカーの「アンダーアーマー」に続く3社目の年間契約。同じくANAと契約するゴルフの石川遼、松山英樹らのように、海外での試合や合宿の際に航空チケットなどのサポートを受けるとみられる。関係者は「これから本格的になる世界での戦いをサポートするということ」と説明した。
ミドル級で戦う村田にとって、「移動」は大きな意味を持つ。国内でスパーリング相手を探すのは容易ではなく、海外に出向くことが多くの実戦経験を積む近道となる。試合前には米ラスベガスでの合宿が恒例となっており、来春に予定される初の世界ランカー戦、その先の世界挑戦に向けても、大きな後ろ盾となる。
村田はこの日の前日計量で、契約体重(73・4キロ)より200グラム少ない73・2キロでパス。試合に向け「最高のストレート」とほれ込む元WBO、WBCミドル級王者ジェラルド・マクラレン(米国)の映像を参考に、得意の右ストレートにさらに磨きをかけてきた。「毎回の試合が最高傑作でないといけないと思っている。最終的にKOで終われればいいと思う」。言葉には自信がみなぎった。
これまでの3戦でプロでの戦い方に手応えをつかんだ。「世界でも勝負出来るんだという姿を見せたい」と語る4戦目。京都から世界へ。村田が次なるレベルの戦いをスタートさせる。【奥山将志】

