協栄ジムの金平桂一郎会長(42)が27日、WBA世界フライ級1位の長男興毅(21)次男大毅(19)の早期契約解除に前向きな姿勢を見せた。25日にジムとして契約問題を明かして以来、金平会長本人がコメントを出すのは初めて。

 今年に入って亀田サイドと対立を深めていたが「亀田兄弟のボクシング人生は尊重したい」と問題を長引かせ、現役生活に支障をきたすつもりがないことを明言。その上で「契約ごとにはルールがあり、関係各所と話し合わなければならない」と話し、近く試合を放送するTBSなどとの協議に入る考えを示した。現在も金銭面などの条件で相違はあるが、互いに「離別」の意思は固いだけに、遅くとも5月初旬までには、協栄ジムから亀田兄弟が離れることになる。