長谷川が5度目防衛で世界最多勝狙う

 WBC世界バンタム級王者の長谷川穂積(27=真正)が2つの記録更新を目指す。ダブル世界戦(10日・大阪府立体育会館)で同級1位シモーネ・マルドロット(29=イタリア)と5度目の防衛戦を行うが、6日は挑戦者の公開練習は視察せず、試合前最後のオフを過ごした。

 現在、日本人タイの「同級世界戦5勝」。今回勝てば辰吉丈一郎、ファイティング原田氏らを抑え、単独1位となり、在位期間も最長記録更新が確実となる。60年代に活躍した原田氏は、日本人ボクサーでただ1人殿堂入りしている名王者。長谷川は「昔の映像を見たことがある。すごい人ですからね。ちょっとでも近づくことができれば」と意気込んだ。

 ジム移籍初戦となる今回。「いい環境でチーム一丸となって練習できた」と強調する。初のコンディショニング担当として接骨院の勤務経験がある青木秀樹トレーナーからサポートを受けるなど、体調は万全。過去最大の減量苦も克服し「バンタム級最多勝」をつかみ取る。【大池和幸】[2008年1月7日8時24分

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