新井田が焼き肉ムシャムシャ増量作戦!※画像クリックで拡大表示

 WBA世界ミニマム級王者の新井田豊(29=横浜光)が異例の増量作戦で、7度目の防衛を狙う。同級13位ホセ・ルイス・バレラ戦(3月1日、東京・後楽園ホール)を前に26日、横浜市内のジムでスパーリングを公開。計量4日前の前日25日には焼き肉を食べるほどの余裕で、絶好調をアピールした。

 減量中とは思えない。新井田は前夜、カルビ、牛タン、レバ刺しをそれぞれ1人前ずつ、締めとして大盛りご飯まで平らげた。前日にリミット(47・6キロ)まで落とすことに成功。普通のボクサーが水1杯でも気を使う時期に、計量後のような食事を堪能した。

 決して減量は楽な方ではない。デビュー当時、45キロしかなかったため、筋トレなどで増量に努めた。その成果もあって、今の普段の体重は55キロ。リミットまで7キロ以上の減量は、年齢を重ねるごとにきつくなっていた。水分を取らない冬の方が体重が落ちやすいタイプとはいえ、今回の順調な調整ぶりが分かる。

 この日も、3回のスパーリングも含め約1時間半の練習を全力でこなした。「おいしい物を食べて頑張ります」。増量でパワーアップした肉体で、日本ジム所属選手としては歴代4位のV7を達成する。【田口潤】[2008年2月27日8時54分

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