イケメン力士の小結勢(29=伊勢ノ海)の足に傷がついた。大関稀勢の里(29=田子ノ浦)に相手得意の左四つに持ち込まれ、土俵際でも持ち味の粘りを見せることなく、あっさり寄り切られた。

 6日目の嘉風戦で負傷した左すねの痛みが、この日になってさらにひどくなったようで「力が入らない。体重をかけると痛い」と渋い表情。前夜も「痛くてずっと寝られなかった」と明かした。

 取組後はすぐにアイシングして、腫れを冷やすことに努めた。それでも、歯を食いしばり「まるっきりどこも悪くない人なんていない、という気持ちでやろうと。僕は僕なんで。自分でコツコツやっていきたい」。5敗目にも痛みをこらえて、ネバーギブアップ宣言した。