東十両3枚目の宇良(24=木瀬)が、西十両8枚目の剣翔(25=追手風)に取り直しの末に敗れ、2敗目を喫した。

 最初の一番は、うまく中に入って押し出したかに見えたが物言いがつき、宇良の右膝がつくのと、剣翔が出るのとが同時とみなされた。

 取り直しの相撲は、真っ向からぶつかったが、すくい投げで崩される。背中を向いて相手の左腕を担ごうとしたが、送り倒されてしまった。最初の相撲で勝ち損ねたからか、さすがにがっくりした様子で「まあ、(最初の一番が)なかったことになったんで」とポツリ。これで、剣翔には4戦4敗。「ちょっと2回目は、切り替えができなかったのが敗因です。2回目は気力のない相撲を取ってしまった」と反省していた。