1月の大相撲初場所を途中休場した大関経験者の高安(32=田子ノ浦)が3日、千葉・成田山新勝寺で行われた節分会に参加した。

俳優や女優、前頭の御嶽海、遠藤らとともに豆をまくなど、元気な姿を見せた。初場所は、琴ノ若に敗れた5日目に右膝下を痛め、6日目から休場。この日、東京・府中市に移動して豆まきを行う前に取材に応じ「(負傷箇所は)治りました。相撲も取っています」と、1月30日から稽古を再開したことを明かした。

1年半ぶりに関脇に番付を戻して臨んだ初場所は、1勝5敗9休に終わった。春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)は、平幕に番付を落とすことが確実だが「また下からやり直し。しっかり成績を残せるように、体をつくりたい。結果を出して、ファンの人に恩返しできるように頑張りたい」と、再起を誓った。

その春場所に向けては、出稽古などを交えて仕上げていきたい意向。今月28日には33歳の誕生日を迎えるだけに「相撲人生も長くないと思う。ベストを尽くしたい。優勝争いをして、また大関を目指して頑張りたい」と、力強く話した。

 

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